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掲載したい項目を書き出して優先順位をつける
「誰に」「どんな目的で」を常に意識して、掲載したい項目を決めていきます。それぞれ好みのやり方で構いませんが、参考までに私が使っている方法を紹介します。
- a.「誰に」「どんな目的で」が常に目に入るようにメモしておく
- b.載せたい内容を箇条書きにする
- c.箇条書きした内容に優先順位をつける(似たようなな項目があったらグループ分けする)
a.「誰に」「どんな目的で」が常に目に入るようにメモしてください。
せっかくステップ1で決めた「誰に」「どんな目的で」ですが、掲載内容を練っているうちに頭の片隅に追いやられてしまいます。あれも載せたい、これも載せたい……となってしまうのです。私も忘れますし、皆さんも必ず忘れます。
ですから、くどいようですがノートなどにまとめるならノートの一番上に大きく書いてください。PCでまとめるならテキストファイルの一番上に書いてください。
b.載せたい内容を箇条書きしてみましょう。
ケースごとに一般的な必要事項を紹介するので参考にしてください。紹介する必要事項以外にも貴社ならではのサービスや特長など追加してみましょう。まずは順番など気にせず思いつくままに書き出したほうが、アイデアが生まれやすいと思います。
箇条書きする際に使う道具は、ワードなどのテキスト編集ソフトのほうが楽ですが、手書きでも大丈夫です。手書きのほうが発想が豊かになるという人もいるでしょう。その場合は、後で順番を入れ替えられるようにカードや付箋などを使って、1枚に1項目ずつ書き出す方法をお勧めします。
- 会社案内
企業理念 / 代表挨拶やメッセージ / 事業概要や業務紹介(取扱いサービスや商品等の紹介、 強みやアピールポイント等 )/ 会社概要や沿革等
- パンフレットやリーフレット
サービスや商品の概要 / サービスや商品の特長(アピールポイントなど) / 料金等 / サービスの導線(電話、メール、Webサイトへなど、ユーザーにしてほしい行動への誘導)
- カタログ
コンセプトページ / キャッチコピー / ボディコピー / 商品掲載ページ
c.箇条書きした内容に優先順位をつけましょう
思いつくままに書き出した項目に、優先順位をつけていきます。同時に、大項目・中項目・小項目というふうにグループ分けをしましょう。
優先順位やグループ分けについて、分かりにくいかもしれないので例を挙げてみます。
- 大項目とは、「会社情報」「iPadカバーの紹介」「販売・配送方法」「お問い合わせ」など
- 中項目とは、「iPadカバーの紹介」の中の、「対応するiPadの種類」「カバーの特長」「価格」「カラーバリエーション」など
- 小項目とは、「カバーの特長」の中の、「縦置き・横置きができる」「しっかり固定できる」「四隅が非常に丈夫である」など
- この大中小それぞれの項目の中身を、優先順位をつけて並べ替えるのです。
とても面倒な作業ですが、優先順位をしっかりつけておかないと、制作中に「これを目立たせたい」「これも大事」「あれも目立たせたい」「これが小さすぎる」……となってしまい、結局何も目立たないガチャガチャしたものが出来上がってしまいます。
想像してみてください。全て「黒文字」の原稿中に「赤文字」の一文があれば、必ず目立ちます。一方で赤や青、緑や紫の文字がバラバラと散らばっていたらどうでしょう。どこに注目して良いのか分からなくなってしまうのではないでしょうか。
怖がらずに優先順位をつける
ステップ1にも通じますが、たくさんの魅力を伝えたいと思うのは当然のことです。しかし、伝えたいことが散漫になると相手に届きません。
シャワーヘッドにたくさん空いた穴が、いくつか詰まった経験はありますでしょうか?私の住んでいる地域は硬水なのでシャワーヘッドなどが詰まりやすいのですが、いくつかの穴が詰まったシャワーを身体に当てると、痛いのです。同じ水流でも、出口を絞ったほうがより力強く届きます。
切り捨てることを怖がらずに、しっかり優先順位をつけることで必ず良い結果が生まれます。
追記
今回の記事とは趣旨が違うので 別記事(集客できるホームページに必要なたった一つの条件)で詳細を伝えますが、、優先順位は貴社にとっての優先順位ではありません。「相手にとっての優先順位」です。これもノートの一番上に書いておいてください。
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