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素材を収集しよう
ステップ2で抽出した項目の、素材を収集します。素材とは「文章」「写真」「図やイラスト」です。
文章の収集
既存のものがあればそこから流用することもできます。既存のものがなければ新しく作ることになります。新しく作るときの注意点は「相手が何を知りたいか?」を常に意識することです。
アマゾンや楽天などの通販サイトで何か買いたいものを探すときに、要らない情報ばかり書いてあって、必要な情報が見つからないという経験をしたことはありませんか?必要なことが不明なままだと購入をためらってしまいますよね。
イメージを膨らませて、第三者の視点で、相手に必要な情報を書くように心がけましょう。
理解しやすく表現し人に伝えるのは、とても難しいことです。文章を書くのが得意な人はご自身でチャレンジしてみても良いかもしれません。得意ではない人がここに時間を掛けてしまうと途中で挫折してしまう可能性もありますので、伝えたいことの概要だけ考えて、伝え方はプロに任せてしまったほうが良いでしょう。
写真の収集(撮影)
写真も既存のものがあれば流用できますが、その際にいくつか制限があります。
- 第一段階として、カタログなどに使用している写真でしたら、そのカタログの制作会社または写真撮影をしたカメラマンに二次使用の許可をとる必要があります。
- 第二段階として、二次使用が許可された場合、写真のネガ/ポジ(フイルム)や、デジカメデータなどの元写真が借りられるかを確認してください。
- 第二段階に付随する制限として、二次使用が許可されたものの元写真が借りられなかった場合は、ホームページからコピーするにせよ印刷物からスキャンするにせよ、原則、今使っているサイズ以上には拡大できません。拡大すると汚くなってしまうからです。
上記がクリアできれば写真の収集は完了です。しかし、なかなかそうはいかない事が多いと思いますので、その場合は新しく写真を撮ることになります。
今はスマートフォンのカメラ性能も大変良くなっているので、スマホのカメラで良いといえば良いですが、たかが写真と侮るなかれ。スマホのカメラで撮った写真と、きちんとプロのカメラマンが撮った写真には雲泥の差があります。
特に、目で見て購買意欲を掻き立てられたり、目で見て仕組みや特長を理解したりという性質が高いカタログなどは、反応率や売上などの「求めている成果」に大きな差がでます。
価格と効果のバランスをよく考えて、可能であればプロに相談したほうが良いでしょう。
図やイラストの収集(制作)
図やイラストで既存のものが流用できるかについては、写真の収集と同様ですので、一つ上の項目をご覧ください。
新しく作る必要がある場合、数値をあらわした表のようなものを作るのが得意なかた、イラストを描くのが得意なかたは、ご自身でチャレンジしてみても良いかもしれません。
ここは写真ほどではありませんが、やはり見栄えが大きく変わり、成果が変わる部分です。叩き台をご自身で準備して、仕上げをプロに任せるのが一番効率の良い方法なのかなと思います。
これで90%完成
おめでとうございます。ここまで揃えば、カタログやホームページの“デザイン”は90%完成したようなものです。
え!?まだ下準備をしただけじゃないか?? そう思われるかもしれませんが、 騙されたなんて思わないで聞いてください。デザインとは、
- ある問題を解決するために
- 情報を整理して
- 機能させること なのです。
文字の影や縁取り、動く背景などは、本来なら不要です。情報を整理し機能させるために必要なら、最低限使えば良いという程度のものです。
次のステップではどう機能させるかをご紹介しますが、ここまでの材料をただ並べるだけでも、中途半端な制作会社が作ったカタログやホームページよりもずっと効果が高いはずですよ。
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